2015年2月9日月曜日

初めての確定申告 その2 〜源泉徴収ってなに?〜

確定申告期間が近づいてきましたねー。みなさん準備は進んでいますか? 
今年の受付期間は、2月16日(月)〜3月16日(月)までです。 

今回は「源泉徴収」について書いています。 
そもそも「源泉」ってどういう意味でしょうか?
税金の関わる意味での「源泉」というのは所得の発生する場所という意味になるそうです。
一般的な意味である、水がわき出るもと。みなもと。を考えると納得できますよね。 
つまり「源泉徴収」とは、所得が発生する場所(会社側)で、税金を徴収することを意味します。 
このことを理解できると収入(売上)から税金が引かれる流れが理解しやすいと思います。 

会社員の方は「平成◯◯年分 給与所得の源泉徴収票」を見て確認してみましょう。

給与所得の源泉徴収票

①支払金額:一般に年収と呼ばれるもの。 
②給与所得控除後の金額:支払金額から給与所得控除額を引いた金額。(年収によって引かれる額が変わります。) 
③所得控除の額の合計額:前回記載した各種控除の項目一覧で当てはまるものを引いた額。所得のこと。 
④源泉徴収税額:③所得に対してかかる税額、所得税のこと。(所得によって引かれる額が変わります。) 

もっと詳しく知りたい方は、こちらのブログが分かりやすく参考になります。 

個人事業主の場合も、企業から報酬を受け取る際「源泉徴収税」を引かれた金額を受け取ります。 
100万円以下の場合[源泉徴収税額 = 請求金額(消費税抜き) × 10.21%
・例(請求金額が10万円の場合)
 源泉徴収税額:10,210円(10万円 × 10.21%)
 受け取り額:97,790円[(100,000円 ー 10,210円)+ 8,000円(請求額の消費税)]

■100万円を超える場合[源泉徴収税額 =(請求金額(消費税抜き)– 100万円)× 20.42% + 102,100円
・例(請求金額が200万円の場合)
 源泉徴収税額:(200万 ー 100万円)× 20.42% + 102,100円 = 306,300円
 受け取り額:1,853,700円[(2,000,000円 ー 306,300円)+ 160,000円(請求額の消費税)] 

私たち個人事業主が確定申告をすることによって得られる最大のメリットは、企業から先に支払われている所得税(源泉徴収税)を取り戻せることです。 
私のような、フリーランス1年目の新人は、まだまだ売上げが少なく安定していない方が多いと思います。売上げの約10%が返って来る、来ないで全然話が変わってきますよね。 
ただし、確定申告の種類によって控除できる金額に違いがあります。 
控除額が大きくなれば所得額は小さくなる → 引かれる所得税が少なくなる → 源泉徴収で払いすぎていた所得税が還付金として返ってくる 
大まかに言えばこんな流れです。

簡単な例で説明すると
(例)収入500万円 − 経費200万円 − 各種控除200万円
   = 所得100万円 ← これにかかる所得税10万円 
   源泉徴収された所得税50万円 − 実際の所得税10万円 = 還付金40万円 
   みたいなイメージです。(あくまで簡略化したイメージ) 

次回はこのあたり、確定申告の種類「白色申告と青色申告の違い」について詳しく説明したいと思います。 

どちらにもメリットとデメリットがあるので、個人事業主なった方がどちらにするか迷うことの1つです。 


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