2015年7月6日月曜日

自分の考え方や価値観を変えるもの

今の自分の考え方や価値観がどのようにできあがり、変化してきたのかを考えたとき、一番大きな要因は、両親・兄弟・妻・子供・友達・上司・部下すべての人との出会いが考え方や価値観をつくりあげ、影響を受け、変化してきたのだと思う。
じゃあ人との出会い以外で影響を受けてきたものって何だろう?
と考えてみるとわたしは間違いなく、多くの本に出会えたことが影響していると思う。

私は学生時代、夏休みの読書感想文とマンガ以外で本を読んだことはありませんでした。読書感想文はいつも最後まで残る宿題で、本を読むことが苦痛で仕方なかった思い出があります。今思えば、本にどのようなジャンルがあるかすら分かっておらず、全然興味のない本を宿題のためだけに読んでいたからでしょう。

「読書=苦痛」と深く刻まれてしまった私は、その後社会人になるまで本を読むことは、ほとんどありませんでした。

「じゃあ何がキッカケで本を読むことに目覚めたのだろう?」と振り返ってみると
今から約14年前、社会人として働き始めたことがキッカケだったように思う。
社会人となりデザイン事務所で働き始め、経験を積んだ先輩方と仕事をすると、自分の知識の無さを痛感することが多々あった。
同期で入社した二人も、私より知識もデザイン力もかなり上で「このままじゃヤバイ!」「デザイナーとしての実力が無さすぎる!」と感じ始めていた。
多分このときの「このままじゃヤバイ!」という思いが本を読み始めるキッカケだったように思う。

社会で働くということは、アマチュアからいきなりプロとして仕事をする。ということです。
特にデザインは、明確な正解がある訳ではありません。お客様にデザインコンセプトを説明するときに専門用語は使わずに、分かりやすい言葉で説明できないとお客様も納得しないでしょう。そのためには、まず、デザインに関する深い知識を持っていないとダメで、それを踏まえた上で、お客様には分かりやすい言葉に変換して説明できないといけないと思う。

私の場合は、まず本屋で数多くのデザインに関する本を見るようにした。(読むというよりは見ることが中心。)
その後、少しずつアイデアのつくり方・デザインの原則・レイアウトの法則などが記された本を読み始め、有名なアートディレクターやデザイナーが書いた本に興味を持つようになって徐々に読書にハマっていきました。

人間は基本的に楽な方に流される生き物だと思います。「必要性」に迫られないとなかなか行動できません。
私も「このままじゃヤバイ!」という思いに迫られたから本を読み始め、興味ある本に出会えたことで読書にハマっていきました。

もし、ほとんど読書をしたことのない方は、まず、自分自身の趣味や興味のあることに関する本から読み始めてはいかがでしょうか。
きっと自分の考え方や価値観を変える本に出会えると思いますよ。


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