2014年5月22日木曜日

経費の境界線てどこ?(後半)

経費になるもの・ならないものの境界線について本やネットで調べてみると明確な境界線はない。
という結論になります。
なぜこのような結論になったかを説明する前にそもそも「経費って何?」というところからお話したいと思います。

【デジタル大辞泉】の解説によると
1. 一定している平常の費用。また、物事を行うのに必要な費用。
2. 国または地方公共団体などの活動のために必要な財政支出。
3. 製造原価のうち、材料費・労務費を除いたすべての費用。
となっています。
遠回しな書き方がされていますが簡単に言うと「仕事をするために必要な費用」です。
なので業種によって同じ物でも経費になったり・ならなかったりするので明確な境界線はない。という結論になります。
税務署に聞かれたときに、これはこういう理由で仕事で必要なんだ。と説明ができるものであれば経費になる。ということですね。
極端な話、旅行に行くことも全額は無理でも一部経費にすることは可能だということです。税務署に聞かれたときにしっかり説明ができる理由と証拠(写真や美術館・博物館に行ったときの半券など)があればの話ですけど…。

他にも家賃(住宅ローンは毎月の返済額が経費になる訳ではありません。計算がややこしいので今回は書きませんが。)・水道光熱費・車両税・車検代・ガソリン代・電話代・インターネットプロバイダー料など経費になるものがたくさんあります。
これは経費になるのかな?と思う物があればネットで調べれば大体出てきますよ。
但し、自宅と別で事務所で仕事をしている方は、全て経費になりますが、自宅兼事務所(私もこちら側)で仕事をしている方は、按分(あんぶん)といって仕事で使っている割合だけが経費として認められます。
例えば、電話代が月10,000円で按分比率、仕事:6/プライベート:4とした場合は、6,000円が経費になります。
この按分比率は、項目毎に自分で決めることができます。但しこれも税務署に聞かれたときに説明ができる割合にしておくことが大事です。

確定申告は基本的に自己申告です。経費や按分について税務署側に説明を求められたときに、しっかり納得してもらえる説明ができる。ということを自分の境界線にして考えれば悩むこともなさそうですね (^ ^)


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